みさきの歯科医院

保険治療にもマイクロスコープを使います

マイクロスコープのメーカーによっては特別なお作法があったり、何かと特別感を演出してびっくりするような価格設定をしているところがあります。

マイクロスコープって分解してみると実にシンプルな作りでスタンドに実体顕微鏡とライトをつけただけのものなのです。
実態顕微鏡なんて楽天で一番高い物でも20万円くらいなのになんでそんな値段なのかと、私にとってはマイクロスコープ自体は特別なものではなく、スタンド付きライト付き超高級老眼鏡くらいの感覚です。

マイクロスコープのメリット

肉眼では見えないところまで見えます。

精密な治療ができる歯の根っこの治療で従来では痛みが取り切れなかった(肉眼で見えない4本目の神経が見つけられる）歯が治ったり、抜歯だった歯が残せるケース(根っこの中の深いところで折れた土台や器具が取れるようになり再治療できるようになった）が増えました。

口呼吸している限り虫歯・歯周病の無限ループ

口呼吸は乾燥により虫歯・歯周病の原因となるだけでなく、体がものすごく冷えるので免疫が落ち口唇ヘルペスをはじめ様々な病気の原因となります。

口で吐く息と鼻で吐く息は温度が3度違います。
温かいということはそれだけ体温が外に逃げているということです。
鼻呼吸なら3度分の熱量が鼻で回収されたはずのところ、口から漏れているわけです。
体温は一定を保とうとしますので体を温めなおすのにエネルギーを使わないといけなくなります。
これを言い出すと体温以下の飲食についても言及しなくてはいけなくなるのですが、いろいろな職業の方がおられますのでなかなか言いづらいところです。
常温の水を飲んだとしてもおしっこで排泄するときは体温なのでおしっこをあっためるために、いったいどれだけ内臓から熱を奪うのか免疫系に負担をかけるのか、常温の水ですらそうなんです。
それをかんがえると冷たい物も飲食は・・・・あまり言うと身の危険を感じるのでこのへんにしておきます。
気が付いた人には西原克成先生の本をお勧めいたします。

猫背改善からアプローチする顎関節症歯列矯正用ソフト整体

歯科の顎関節症治療ガイドラインには頭蓋骨のねじれ（左右顎関節の位置のねじれ）という概念はありません。

下顎骨をブランコに例えると、うまく動かなくなったり、音がするようになった時、ブランコをつっている棒(軸）は水平を保っているのか、左右の蝶番にねじれやゆがみがないのかなどは見ないどころか考えもしないといいうことです。
ただ頭蓋骨矯正は結構難しくて1998年に習いに行ったときは私自身が未熟だったせいもあり、なかなか思うように動かない上に後戻りしやすく、これはとても実践向きではないと判断してしまいました。

うちの子供たちが姿勢が悪く整骨院などいろいろ試してみましたが、思うように効果が出ませんでした。
そこで自分でネットで調べたり整体師向けのDVDを110枚ほど買ったりして、そこからヒントを得てこの術式を完成させ、非常に良好な結果を出すことに成功しました。
今まで首と頭蓋骨しか触っていなかったのでうまくいかなかったということに気が付きました。
さすがに歯科医院で胸から下（特に尾てい骨　鼠径部　下腹部　内股　足首）を施術するのは世間の誤解を招きかねないと家族、スタッフから猛反対をされましたので今のところ腕・肩・肩甲骨・首・頭限定で弱いストレッチくらいの施術（5～10分）をしております。
保険と保険外の混合診療は厳しく禁止されておりますので、あくまでも歯科のマウスピースの調整の一環ということで追加料金はありません。
大学4年生の時に續肇彦先生(顎関節症の大家）の本を読んでからここに至るのに実に30年かかりました。

ヒューマンブリッジ    

• ほとんど歯を削らないブリッジ