みさきの歯科医院

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インプラント

インプラントについて

当医院ではすでにお口の中に入っているインプラントに関しましては診ない、触らない、コメントしないを徹底しております。
インプラントに限り、セカンドオピニオンもお断りさせていただいております。
インプラントをされている先生方を否定するわけでありません。
インプラントをしたい患者さんを止めるつもりもありません。
ただ私は以下のような考えに思い至ったのでインプラントをやめたましたという話です。
以下に私のインプラントについての考えを述べさせていただきます。(歯科業界の中では私のほうがおかしいという立ち位置でお読みください)

インプラントと皮質骨との結合(オッセオインテグレーション)は理工学的には間違っています。
歯科の世界では科学的根拠に基づいた安心安全な治療ということになっておりますが、理工学の世界ではヤング率、ポアソン比の違う異種剛体(チタンと皮質骨*海綿骨に関しては弾性があるので問題なし)を直付けして荷重をかけてはいけない。
必ず間に1枚かまさないといけないというのは基本中の基本、初歩の初歩です。
ジェットエンジン開発の際に完全否定され、第二次世界大戦以降これをやっているのは歯科と整形外科くらいだそうです。
必ず破壊が起き、人体に用いた場合、慢性炎症を抱えることになります。
免疫がありますので直ちに重症化するわけではありません。
それが口腔内で収まればまだいいのですが、血液で全身はつながっていますので病巣感染と言って口腔内の慢性炎症が原因となって一見全く関係のないような遠隔部位や免疫系に病気を起こすことがあります。
この考え方は1951年にアメリカの歯科学会で封印されてしまったので(訴訟対策)当然日本でも医学部では教科書に載っていても歯科ではそれ以降習うことはありませんでした。
再び日本の歯科業界でこの単語を目にするのは2018年度の保険改正の説明会でした。
訪問診療の項目だったと思いますけど病巣感染を予防するために口腔衛生を保ちましょうみたいな感じでいきなりでてきました。
保険制度を作っているほうの厚労省のお役人様はわかっているかもしれませんが、歯科の先生方で大学で習った先生はいないはずなので果たして何人の先生が理解できているんだろうと思って聞いていました。
病的な歯を一本抜歯しただけで驚くほど血液の数値が改善したという話を聞いたことがあるとか歯科雑誌で読んだことがある。
もしくは実際に症例を持っている先生は多いと思います。
それでも病巣感染を診断する医療機器は存在しませんので病巣感染なんてものは存在しない。
非科学的だ、都市伝説だと言ってしまえばそれまでの話なのです。
今のところオーリングテストでしかわかりませんが、オーリングテストはオカルト扱いされています。

私としてはオーリングテストは非科学的なのではなく未科学(まだ科学になっていない)なだけだと、時代が追い付いていないだけだと世間の片隅でひっそりとつぶやいていきたい。
あと個人的に疑問に思っているのは骨を冷やして大丈夫なのかということです。
普通骨は肉に覆われて常に体温を保っているのが当たり前の状態です。インプラントみたいな熱の伝わりがいい物を骨に直付けして冷たい物をがぶがぶのんだときに骨が冷えるのは容易に想像ができます。
体温32度は人間死んでいる状態ですが顎の骨大丈夫なんですかね?

センメルヴェイス反射

通説にそぐわない新事実を拒絶する傾向のことです。
19世紀半ばウイーンの病院で当時、分娩の時、産褥熱でお亡くなりになる母子が助産婦さんだと3%なのに医者だと30%と10倍違いがありました。
ずっと原因不明でしたが当時研修医だったセンメルヴェイスが医者の手から出ている匂いが原因ではないかと考え、術前に手をカルキ(塩素)でよく消臭(消毒)したところ劇的な改善がみられました。(当時はパスツールの前なので細菌という概念がまだない)
それを上司に報告したところ病院から追放されてしまいました。
その後 本を書いてこの考えを広めようとしたところ、今度は無理矢理精神病院に入れられそうになりました。
逃げようとしたときにとらえられ、その時に負った怪我が原因でお亡くなりになりました。
わたしは自分自身の体験から当時の様子が容易に想像ができます。
「研修医ごときが何を言う、○○先生の本のどこにそんなことが書いてあるんだ。思いつきでいい加減なことを言うな。エビデンス(科学的根拠)を出せ、エビデンスを(細菌という概念はまだない)俺達がやってきたことを否定する気か、人殺し呼ばわりか、おまえは何様のつもりだ、○○先生の本を読んで出直してこい。」
誰でも自分が正しいと思ってやってきたこと、人生をかけて築き上げてきたものを否定されたり、その間違えを受け入れたり、自分の利権を脅かすものを受け入れることはなかなか難しいのはわかります。

それでも科学というのはそもそもそんなものではないかと思っていました。科学はよく観察し、仮説を立て、検証するこれの繰り返しです。
科学は前の権威が失墜しないように踏襲したり忖度したりするものではない。
前の権威を守るためのものではない、未来への歩み、真実への入り口と考えていました。
誰がどのような肩書のひとが言っているのかではなく、何を言っているのかが大事だと思っていました。

しかしここ何年かでやっぱり権威って大事なんだなあと50半ばでやっと気が付き考えを改めました。
自己主張もほどほどに自重して行こうかと思います。
くどいようですが当医院ではすでにお口の中に入っているインプラントにつきましては診ない、触らない、コメントしないを徹底しております。
他の治療は構いませんが、インプラントに関するセカンドオピニオンはすべてお断りさせていただきます。

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